Paperlike HDを買った①(開封編)

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DASUNG Paperlike 3 HD を買いました。E Inkパネル(電子ペーパー)搭載のモノクロディスプレイです。パネル自体が発光しないため、液晶に比べて目に優しく、長時間のテキスト入力やコーディング作業に向いているとのこと。

KindleやBOOXなどのE ink端末を愛用していて、これが仕事に使えたらいいな、と常々思っていたのですが、Paperlike 3 になって解像度や応答速度が向上し、実用レベルに達したと聞いたので衝動的にポチってしまいました。

Paperlike HDを買った①(開封編)←今ココ
Paperlike HDを買った②(画質編)
Paperlike HDを買った③(設置編)

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パッケージはシンプルながら安っぽさがなくていい感じ。

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開封の儀。新しいガジェットはわくわくしますね。

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Paperlike 3 HD本体。13.3インチですが、アスペクト比が4:3なので、ノートPCなどのワイド液晶(16:9)に比べると高さがあり、表示面積も広いです。

小説を書く人間にとっては、一度に表示できる行数が増えてストーリーの流れが追いやすくなるので、この4:3というアスペクト比は地味に嬉しいポイントです。縦書きや電子書籍の見開き表示も実際の本に近い感覚で使えます。

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Peperlike HDシリーズには、フロントライト搭載のHD-Fと、フロントライト+タッチパネル搭載のHD-FTがあるのですが、この子はフロントライトとタッチパネルを省いた下位モデル。そのぶんお安くなってます(129,800円 → 109,780円)。

読書端末として使う場合には、タッチパネルやフロントライトは有用なのでちょっと欲しかった。残念。ただしタッチパネルはMac OSには対応していないとのこと。

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右から、電源、フロントライト切り替え、モード選択、ゴースト除去(画面のリフレッシュ)。+と−はコントラスト調節。

モードは白黒2値、アンチエイリアス・背景色除去、グレイスケールの3段階。
コントラストは9段階。
またインクの濃度と画面の応答速度のバランス調整(9段階)も可能。

調整自体は簡単なので、わずらわしさはありません。

ゴースト除去の操作はわりと頻繁に行う必要があるため、基本、すぐに手の届くところに置いて使う形になると思います。

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映像入力端子はミニHDMI。画像ではわかりづらいですが、その上に作動状況を表すインジケーターライトがあります。

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micro-USBはリモートアップデート用とのこと。現状は使い途がない感じ。

その上にKensingtonロック用の穴があります。

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スティック状(ねじ込み式)の簡易スタンド。角度調整などの機能はないので、別途スタンドを購入したほうが良いかも。ある程度の厚みに対応したものであれば、タブレット用のスタンドでも代用できると思います。

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同梱物。VESAマウント用のねじと、専用ケーブル。PC側はUSB type-AとHDMIの二股、ディスプレイ側はミニHDMI一本でOK。

製品付属の取扱説明書によれば、HDMIポートのないPCでも、HDMI変換アダプタを使うことでDVIやDisplayPort、Thunderboltからの映像出力が可能とのこと。ただしVGAは(アナログ信号なので)非推奨。

USBは給電用なので、長さが足りない場合などは、HDMI電源補助アダプタを噛ましてやれば、おそらくほかのHDMIケーブルでも代用可能と思われます。

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またSKT NET SHOPで購入した場合、おまけで保護フィルムがもらえます。タッチパネル端末ではないのでフィルム必須ではありませんが、画面が特殊なサイズなので、専用フィルムが手に入るのはありがたいです。

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まとめ

現状、E inkディスプレイをメインモニタとして使うのはまだ難しく、Paperlike HDもPC用のセカンドモニタとして使うのが推奨されています。個人的にはノートPCと組み合わせて使うのが手軽でオススメです。Paperlike HD本体は760gしかないので簡単に動かせますし、ケーブル一本でPCと接続が可能なので。

私はデスクトップで使いたかったので、モニターアームを使ってメインモニターと一緒に縦配置することにしました。

それが思わぬ悲劇を招くとも知らずに……。(続く

Paperlike 3 HD 13.3インチEinkセカンドモニター

Paperlike 3 HD 13.3インチEinkセカンドモニター

  • メディア: エレクトロニクス

日本語文章書きのためのHHKB JPおすすめキーマップ

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主語が大きめですが、要するに私が使ってるキーマップの紹介です。Mac用。

WindowsでもChangeKeyとAutoHotkeyというソフトを組み合わせて使えば、同様のことができるみたいです。→https://knowledge.sakura.ad.jp/23305/

背面DIPスイッチの設定について

SW2だけをON。あとはすべてOFFのまま使っています。

Macintosh用のドライバを入れずにWindowsモードで動かして、キーマップの変更はすべてKarabiner-Elemeontsで行うスタイルです。

SW2をONにして、左FnキーをControlキー、ControlキーをCaps Lockに変更しています。

Karabiner-Elementsの設定について

【Simple modifications】

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【Complex modifications】

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  1. 『コマンドキーを単体で押したときに、英数・かなキーを送信する。』は、こちらのサイトから入手可能です。

  2. 『shift+アンダースコアでquestionを入力』については、先日の記事を参照してください。

設定後のキーマップはこんな感じ

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右Alt → Fnキー

右側のAltキーを置き換えてるFnは、HHKBのFnキーではなく、Macbook内蔵キーボードのFnキーです(まぎらわしい)。

HHKBはファンクションキーが省略されており、HHKB側のFnキーと併用することで、キーボード最上段のキーがファンクションキーの役割を果たすのですが、この2種類のFnキーを同時押しすることで、ディスプレイ輝度の変更や音量調節などの機能も使えるようになります。

また、Altを置き換えたFnキーとカーソルキーを組み合わせることで、PageUpやPageDown、Home、Endの代用として使うこともできます。

Commandキー

kanaキーと変換キー、および◇キーと左Altキーは、それぞれ右Commandと左Commandに置き換えています。

隣接するキー2個を同じキーに設定することで、使用頻度の高いCommandキーの幅を擬似的に2uにするのが目的です。私の押し間違いが多かったことに対応する苦肉の策でしたが、結果的にMacbookの内蔵キーボードに使い勝手が近づいて良い感じです。

ただ、その結果、独立したかなキーを用意するにはキーの数が足りなくなったので、右Commandキーを単押しした場合は、かなキーとして機能する(日本語入力に切り替わる)ようにしています。Macbookの内蔵キーボードのかなキーと同じ位置で、同じ機能です。

無変換キー → 英数キー

Windowsでいうところの無変換キーは、Macの英数キーに置き換えています。Macbookの内蔵キーボードの英数キーと同じ位置で、同じ機能です。

こちらは(キーの数が足りていたので)Commandキーの役目は持たせていません。

Optionキー

名前のよくわからない謎のキー(HHキー)をoptionに。キーの配置的にも妥当な感じ。

HHキーはデフォルトでは、「`(バッククォート、アクサングラーブ)」が割り当てられているようです。

左Fn → Controlキー

ここはちょっと悩ましいところ。

Macbook内蔵キーボードの配置に合わせるなら、HHKBの左Fnキーの位置には本来CapsLockがあるべきです。しかし多くのWindows用キーボードではこの場所にControlキーが割り当てられているので、他のキーボードを使ったあとなどに手癖でうっかり押しちゃうことが多いんですよね。

一方、ファンクションキーがないHHKBの場合は、日本語入力中のひらがな・カタカナ・半角・英数などの変換を、ControlキーとU、I、O、Pキーの組み合わせで行うことになります。なので、Controlキーの位置はホームポジションに近いAキーの隣から動かしたくない。

というわけでCapsLockキーを諦めて、どちらもControlキーにしてしまいます。左fnキーをControlキーに。本来のControlキーはControlキーのまま。

CapsLock

滅多にないですが、どうしてもCapsLockを使いたくなったときのために、Controlキー+TABキーの組み合わせでCapsLockキーの機能が使えるようにKarabiner-Elementsで設定してます。

gist.github.com

上記のJSONファイルを(Karabiner-Elementsインストール済みの)Macの ~/.config/karabiner/assets/complex_modifications ディレクトリに入れておくと、

Karabiner Elementsの設定(Preferences)> Complex Modificationsで、「Ctrl+TABでCapsLock」という項目が選べるようになるはずです。

ひとまずそんな感じです。なにかのお役に立てば幸い。

HHKB Professional JPではてな

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仕事用のMacBookで使うキーボードとして、定番商品のHHKB Professional JP Type-S 日本語配列モデルを愛用しています。日本語配列最高。日本語配列最高。日本語の文章を打つときにはなんだかんだで日本語配列が最高です(個人の感想です)。

そんな最高感あふれるHHKB JPですが、実はひとつだけ困った点があります。カーソルキー周辺のキーの配置が独自仕様なのです。

それでなにが問題かというと、疑問文などで「?」を打つときにですね……

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大概の日本語キーボードでは、右のshiftキーの隣の隣がキーになってるんですけど、HHKBの場合は間に余分なキーが挟まっており、キーは右shiftの隣の隣の隣になっているのです。

その結果、無意識に「?」を打とうとすると、ほぼ100%打ち間違えます。

HHKBだけずっと使ってればそのうち慣れるのかもしれませんが、すると今度は別のキーボードを使ったときにミスる可能性が高まります。とても、困る。

そこで…

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