この記事は、自作キーボード MalicAcid A65のビルドガイド(ケースレスボトムプレート版)です。
GL516互換キーボード用のケースレスボトムプレートを使用して、MalicAcid A65を組み立てる方を対象としています。
- ケースレスボトムプレートについて
- STEP0:必要なアイテムの確認
- STEP1:パーツの切り離し
- STEP2:スペーサー7mmの取り付け
- STEP3:スペーサー5.5mmの取り付け
- STEP4:プレート(小)の取り付け
- STEP5:スペーサー14mmの取り付け
- STEP6:キーボード本体の取り付け
- STEP7:ゴム足の取り付け
- 完成
ケースレスボトムプレートについて
今回使用するGL516互換キーボード用のケースレスボトムプレートは、GL516の設計者であるサリチル酸さんが公開してくださっているデータをもとに製造したものです。
STEP0:必要なアイテムの確認
ケースレスボトムプレートの組み立てには、以下の部品が必要です。
(BoothでMalicAcid A65用のオプションとして購入した場合は、すべてキットに同梱されています)
- ケースレスボトムプレート本体
- スペーサー 7mm × 4本
- スペーサー 5.5mm × 2本
- スペーサー 14mm × 2本
- M2ネジ × 16本
- ゴム足 × 4個
なお、Boothで販売したキットにはProMicroの向きの変換基板を同梱してありますが、当ビルドガイドでは変換基板の使い方は説明しません(変換基板の使用に必要なコンスルーの入手が困難なため)。
STEP1:パーツの切り離し
ニッパーなどを使って、プレート(大)とプレート(小)を切り離します。
切り離した断面は、ヤスリを使って平らにしておいてください。
また、プレートの側面を白の油性マーカーで塗ると見栄えがよくなります。
STEP2:スペーサー7mmの取り付け
プレート(大)の中央と端(間隔の広いほう)4カ所に、7mmのスペーサーを取り付けます。
スペーサーを取り付けるのは平らな側の面です(ゴルフボールのようなディンプル模様のない側)。
STEP3:スペーサー5.5mmの取り付け
プレート(大)の残りの2カ所に、5.5mmのスペーサーを取り付けます。
スペーサーを取り付けるのは、ディンプル模様のある側です(写真を参考にしてください)。
STEP4:プレート(小)の取り付け
5.5mmのスペーサーの先端に、プレート(小)を取り付けます。
模様のある面が同じ側になるように気をつけてください。
STEP5:スペーサー14mmの取り付け
プレート(小)に、14mmのスペーサーを取り付けます。
スペーサーを取り付けるのは平らな側の面です(ディンプル模様のない側)。
プレートがこのような形になれば成功です。
STEP6:キーボード本体の取り付け
MalicAcid A65のビルドガイドを参考に、キーボード本体の組み立て(STEP7: 動作確認まで)を終わらせておいてください。
またプレート装着後はUSBケーブルの抜き差しが困難になります。装着前に、ProMicroの端子にUSBケーブルを挿しておいてください。
写真のようなL字型コネクタがあると、ケースを装着したままケーブルの抜き差しが可能になって便利です。
※現在入手困難なコンスルー(スプリングピンヘッダ)が4本必要になってしまいますが、付属の変換基板を使ってProMicroの向きを反転させることもできます。
その場合、ケーブルの抜き差しの際に、端子に過度の力がかからないようにご注意ください。ProMicroの破損の原因になります。
USBケーブル装着後、MalicAcid A65本体のスイッチプレート左右6カ所にに、ケースレスボトムプレートをネジ止めしてください。
STEP7:ゴム足の取り付け
がたつかないように位置を確認の上、プレートの底面4箇所にゴム足を取り付けてください。
完成
以上で完成です。お疲れさまでした。