Paperlike HDを買った②(画質編)

前回(開封編)からの続きです。E inkディスプレイ Paperlike 3 HDについて。

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Paperlike 3 HDの解像度は2,200×1,650px(207ppi)。Dot By Dotだとさすがに文字が小さすぎるので、テキスト入力の際には、200%表示(1,100×824)くらいが実用的かと思われます。

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200%時の画面表示はこんな感じ。画面を眺めているときは、はっきり体感できるくらい目が楽です。ただしE inkディスプレイは紙と同様に反射光で表示しているため、周囲の環境によって見やすさが大きく変わります。可能であればデスクライトなどを用意して、画面を照らしてあげると良いかも。照明の映りこみなどを、ほとんど気にする必要がないのはメリットです。

画像で見てわかるように、コーディング目的でPaperlike 3 HDを使用する場合は、シンタックスハイライトの色を調整する必要があるかもしれません。また、ダーク系のテーマはおそらく実用に耐えないかと。そもそも画面が発光しないので、ダーク系テーマを使う必要もあまりないですが。

逆に画像を扱う場合には、解像度の高さが存分に活用できます。実用的な使い途としては電子書籍、特にマンガの閲覧に向いています。4:3という画面のアスペクト比も、マンガ単行本を見開き表示した場合に余白が少なくバランスが良いです。

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しげの秀一『MFゴースト』10巻より。画像はiPhone12のカメラで撮影したものです(環境光のみ。未加工)。

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ほぼ同サイズ(12.9インチ)のiPad Proと比較。アスペクト比も同じ4:3。

コントラストはやはりiPadが鮮明ですが、Paperlikeをずっと眺めていたあとiPadを見ると、「うわっ、眩しっ」ってなります。長時間の読書だと目の負担が心配かも。

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あfろ『ゆるキャン△』11巻より。画像はiPhone12のカメラで撮影したものです(環境光のみ。未加工)。

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同じくiPad Proと比較。中間色の表現が巧みな漫画家さんですが、Paperlikeもかなり再現を頑張っているのではないかと。ただ、やはり解像度やコントラストでは、紙書籍が圧倒的ですね。

結論:画質にこだわるなら紙で買え。

続きます。

Paperlike 3 HD 13.3インチEinkセカンドモニター

Paperlike 3 HD 13.3インチEinkセカンドモニター

  • メディア: エレクトロニクス